韓国最強の女子高生IU 来春日本デビュー

[ 2011年11月16日 09:00 ]

来春の日本デビューが決まった韓国の歌手IU

 韓国最強の女子高生が来春に日本デビューする。抜群の歌唱力で国民的人気を誇るソロシンガーのIU(アイユー、18)で、現役の高校3年生。その人気は、フィギュアスケート五輪金メダリストのキム・ヨナ(21)から、“国民の妹”という愛称を引き継ぐほど。今後続々と韓国のソロ歌手が日本デビューすることが決まっているが、IUが大本命となるのは間違いなさそうだ。

 IUは中学3年生だった08年に韓国でデビュー。抜群の歌唱力、10代とは思えない表現力を武器にした実力派で、昨年12月発売のミニアルバムに収録した楽曲「Good Day」は、韓国の総合チャートで5週連続1位を記録した。キュートなルックスも相まって、今や国民的人気を誇る。

 韓国国民をとりこにしたのは、「Good Day」の終盤で披露した「3段ブースター」と呼ばれる部分の歌唱。高音のままだんだんとキーを上げ、10秒以上声を張り上げる高難度のパートだが、伸びやかな歌声で歌い国民を驚かせた。バラード曲では艶っぽい声を響かせ、表現力も高い。ギターの弾き語りや洋楽カバーにも挑戦するなど、音楽的才能を次々に開花させている。

 今年はペ・ヨンジュン(39)手掛けるドラマ「ドリーム・ハイ」に出演し女優としての人気も高めた。来年のドラマ主演も決定済み。CM契約10社のCM女王で、来年韓国で開催される麗水万博の広報大使も務めている。

 その人気ぶりに、日本のレコード会社5社が食指を動かした。約1年にわたって争奪戦が繰り広げられた末、EMIミュージックジャパンが獲得。来春に日本語曲でデビューすることが決まった。

 アイドルグループがけん引してきたK―POPブームも、ソロへの移行期に突入。来年はキム・ヒョンジュン(25)らが次々に日本デビューし、ソロブームが起こる可能性が高い。IUがその中心となることは間違いなさそうだ。

 IUは「ダンスやパフォーマンスで表現するより、しっかりと自分の歌声で日本の人々に歌を伝えていきたい」と、日本でも歌唱力で勝負することを宣言。デビューに先駆け、来月14日に韓国語楽曲のミニアルバム「I□U」が発売される。

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2011年11月16日のニュース