小松政夫10代目会長就任 故郷・福岡で300人祝福

[ 2011年11月12日 06:00 ]

故郷・福岡で開かれた日本喜劇人協会新会長就任を祝う会で、拍手で迎えられる小松政夫

 コメディアンで俳優としても活躍する小松政夫(69)の日本喜劇人協会会長就任を祝う会が11日、小松の故郷である福岡市内のホテルで開かれた。東京で一旗揚げた後も博多祇園山笠に足しげく参加するなど郷土愛あふれる“小松の親分”に地元有志がエールを送った。

 祝賀会には学生時代に住み込みでアルバイトをしていた和菓子店「石村萬盛堂」の石村善悟社長はじめ博多座の芦塚日出美社長ら各界から約300人が集い、ケーシー高峰(76)ら芸人仲間も駆けつけた。12日から中日と日本シリーズを戦う福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長と秋山幸二監督からはお祝いの花が届いた。

 61年に上京して50年。故植木等さんの付き人兼運転手としてスタートし、独立後に「知らない知らない知らなぁ~い」などのギャグや電線音頭が人気を呼んで喜劇界に貢献してきた小松。62年設立の協会では初代の故榎本健一さんから故森繁久弥さん、森光子ら名優たちが歴任してきた会長職の10代目になり「白髪を振り乱して走り回り、そして最後に泣かせるのが喜劇俳優だと先輩から教わってきた。そんな教えを若い人に伝えていきたい」と協会の発展を約束した。

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2011年11月12日のニュース