マイケルさん急死めぐり 専属医裁判が結審、評決へ

[ 2011年11月5日 06:00 ]

 2009年の米歌手マイケル・ジャクソンさん=当時(50)=の急死をめぐり、過失致死罪に問われた専属医コンラッド・マーレー被告(58)の裁判は3日、ロサンゼルス郡地裁で検察、弁護側双方が最終意見陳述を行い、結審した。

 地裁陪審は4日に審議入りし、近く評決を出す。AP通信によると、有罪なら最高で禁錮4年が科される。

 検察側は、被告が、不眠を訴えたジャクソンさんに強力な麻酔薬を日常的に与え、死亡当日は投与後に寝室を離れるなど慎重な経過観察を怠ったと主張。高額の報酬を得るために医師としての規範を逸脱したとして、刑事責任は「証拠上、明らかだ」と訴えた。

 共同電によると、弁護側は、死亡当日に被告が投与した麻酔薬はごくわずかで、被告が知らないうちにジャクソンさんが自分で薬剤を服用して死亡したとあらためて反論。

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