AKB上海公演で観客熱狂 高橋みなみ「また来たい」

[ 2011年9月25日 06:00 ]

「上海ジャパンウイーク」で公演する「AKB48」

 AKB48が24日、中国上海市で公演し、メンバーらは無報酬で出演して東日本大震災での中国からの支援に謝意を表した。

 ファンらは歌に合わせて絶叫。ただ、会場となった大学構内は厳重な警備が敷かれ、見られなかったファンからは不満の声も上がった。

 日本の若者文化を紹介する「上海ジャパンウイーク」の一環。16人が出演し、観客約1300人を前に約1時間半にわたりパフォーマンス。多くの客は曲を熟知しており、絶妙のタイミングで合いの手の掛け声を叫んだ。

 高橋みなみ(20)が震災について「たくさんの人が支援してくれました。日本は前を向いて歩き出しています」と話すと、会場から日本語で「頑張ってください」の声が飛んだ。

 震災支援に感謝を示すため、入場券は事前に上海の日本総領事館のホームページなどを通じて無料で配布。ただ、入場できなかったファンのために予定されていた、会場そばの大型画面中継は警備の都合で中止に。北京などから来たファンは「画面で見るだけでもと思って上海まで来たのに」と憤った。

 高橋は公演後「(観客が)凄く温かかった。すぐにでもまた来たい」と話した。AKB48は今後、関連商品の販売店を開くなど、中国進出を強化する。

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