あやまん監督 下ネタ封印「ぽいぽい」捨て本格女優挑戦

[ 2011年9月5日 06:00 ]

映画「女優」で女優デビューする「あやまんJAPAN」のあやまん監督

 女性パフォーマンス集団「あやまんJAPAN」のあやまん監督(年齢非公表)が女優デビューする。来年5月公開予定の映画「女優」(監督寺西一浩)で、カリスマヘアメークアーティストを演じる。劇中では、おなじみの「ぽいぽい」のパフォーマンスと下ネタは封印し、本格的な演技に初挑戦する。

 バラエティー番組などでは下ネタで押しまくるあやまん監督。もともと女優になりたいという夢があったそうで、「“女優”という作品でかなえることができるなんて、うれしくて光栄で、胸が…いーっぱいおっぱいいっぱいおっぱーい!」とはしゃいでいる。

 「女優」は寺西一浩監督の同名小説が原作。女優としてスターダムに上り詰める少女をめぐる人間模様を描く。昨年5月には、少女を支える大女優を演じた岡田茉莉子(78)の主演で舞台化された。

 映画版は少女、少女とライバル的存在になる女優を軸に物語を展開する予定。元ライブドア社長堀江貴文受刑者(38)の出演も話題になったが、旧証券取引法違反の罪で実刑が確定し収監されたため降板している。あやまん監督の役どころは、少女の後ろ盾となる中野良子(61)演じる大女優担当のカリスマヘアメークアーティスト。雑誌やテレビにもよく取り上げられ、最先端のファッションを発信するオピニオンリーダー的存在を演じる。

 今年3月の沖縄国際映画祭出品作「ラブポリス」に、ふだんのままの「あやまんJAPAN」として出演しているが、役をもらって本格的に演技をするのは初めて。カリスマを演じるため、「ぽいぽい」などの下ネタは封印する。それでも、カリスマヘアメーク役と聞くと「あやまんの“カリ”スマっぷりをぜひご覧ください」と、いつものテンションが抑えきれない様子だ。

 日中友好40周年記念作品として、中国の製作チームとタッグを組む日中合作映画。中国でも上映予定で、あやまん監督にとっては女優でアジア進出の第一歩にもなりそうだ。クランクインは11月予定。「足を引っ張らぬよう、あやまん…頑張りまっするスティック~!!」と鼻息荒く、劇中での大変身に備えている。

 ▽あやまんJAPAN 東京・六本木や西麻布をホームグラウンドに「試合」という名で飲み会をする女性のエンターテインメント集団。メンバーはあやまん監督がスカウトし、「ビジュアル班」「女子大生班」「ネタ班」など5班に分かれ、100人以上が所属しているとされる。あやまん監督、ファンタジスタさくらだ(26)、ルーキタエ(26)の3人が中心メンバー。「ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴー」と独特の掛け声をかけながら体を動かすパフォーマンスで人気。

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2011年9月5日のニュース