指揮者の佐渡裕さん いわき市で中高生に演奏指導

[ 2011年8月7日 18:36 ]

 世界的なクラシック音楽指揮者で、今年5月にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した佐渡裕さんが7日、東日本大震災の被災地である福島県いわき市を訪れ、中高生に演奏を指導した。

 吹奏楽の東北大会に出場する市内3校の生徒約200人が参加。佐渡さんは「母親のおなかの中の鼓動」や「子どもが夢中でお絵描きしているような」などと独特の言い回しで音楽のイメージを伝えた。

 平商業高3年の勝倉千尋さん(17)は「私たちが表現しやすいように導いてくれた」と話した。最後に参加者全員で佐渡さん指揮の下、「星条旗よ永遠なれ」を演奏した。

 被災地訪問は震災で親を亡くした子どもを支援するプロジェクトの一環。8、9日は岩手県釜石市、大槌町を訪れる。

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2011年8月7日のニュース