東海テレビ常務ら訪問も…怒りの岩手「事故じゃなく事件」

[ 2011年8月6日 06:00 ]

不適切なテロップを表示した問題で、岩手県の担当者に謝罪する東海テレビの常務ら(右側の2人)

東海テレビ「ぴーかんテレビ」休止

 岩手県庁で祖父江常務らの謝罪訪問に応対した東大野潤一農林水産部長は「生産者は被害者。風評を一番恐れている。非常に重大なことだ」と抗議した。祖父江常務は「社員教育を含め見直したい」と話した。

 盛岡市内で会談したJA岩手県中央会の田沼征彦会長は「リハーサル用だったとしても悪ふざけにも程がある。われわれにとっては事故ではなく事件だ」と厳しく批判。テロップの作成経緯の説明や、県内農家への謝罪を求める抗議文を東海テレビの祖父江常務らに渡した。

 この場に同席した関係者は「なんで社長が(謝罪に)来ないのか」と憤慨。同局は「コンプライアンス担当の常務が真っ先に謝罪に向かわせてもらった。社長の訪問も検討しています」と話すにとどめた。

続きを表示

2011年8月6日のニュース