虎党・佐藤隆太「いでよ亀山、新庄」若手の台頭待望

[ 2011年7月9日 08:25 ]

課外授業で児童の映画感想文発表後、笑顔で話す佐藤隆太

 俳優の佐藤隆太(31)が8日、来阪し、幼少時から応援する阪神タイガースに対し、「いでよ亀山、新庄」と若手の台頭を待望した。また、現役時代の下敷きを愛蔵するファンである真弓明信監督(57)には大胆な選手起用を期待。この日は23日公開の主演映画「ロック~わんこの島」のPRのため、神戸市の東灘小学校で課外授業を開いた。

 岡田(現オリックス監督)のステッカーを貼ったメガホン、ハッピ、ヘルメット、1985年の日本一記念テレカ。真弓の下敷きだけじゃない。実家にある阪神グッズを集めたクリアボックスが虎党の証だった。

 小学校2年でついたあだ名もなぜか「キーオ」だった。4年間の在籍で45勝し、89年には15勝した外国人エース。江戸っ子なのにタイガースを応援し続ける佐藤が、夏場の巻き返しを見据えて訴えるのが「いでよ亀山、新庄」だった。

 「(V争いした92年の)亀山や新庄のような若手が活躍できる場があれば。真弓ファンですから監督の采配に期待です」

 05年の前回リーグ制覇以降、「先行、逃げ切り失敗」のシーズンが多い。ところが、今年はひと味違う雰囲気があると感じている。6月7日に最大11あった借金が現在4。日大桜丘高まで野球を続けた目は映画「ROOKIES-卒業-」で自らが演じた野球部監督・川藤幸一ばりのタクトを期待する。ファンになって初体験した「亀新フィーバー」の優勝争い。首位戦線への参入には新戦力の台頭と登用が不可欠と映るようだ。

 前回リーグ制覇の瞬間は偶然にも仕事で大阪にいた。単身タクシーで移動中、ラジオから流れてきた歓喜の音声。運転手と雄たけびを上げた記憶から、もう6年になる。「今年こそ逆パターンを見せてほしい。後半戦、盛り上がれればいいですね」。感涙にむせぶ材料はそろっている。

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2011年7月9日のニュース