仲間由紀恵 男女二役「女性の気持ち演じるほうが…」

[ 2011年6月19日 17:49 ]

BS時代劇「テンペスト」取材会に登場した(左から)かたせ梨乃、若村麻由美、仲間由紀恵、高岡早紀、上原多香子

 7月17日からスタートするNHK BS時代劇「テンペスト」スタジオ取材会が19日に横浜市のスタジオで行われ、主演女優の仲間由紀恵(31)をはじめ、高岡早紀(38)、かたせ梨乃(54)ら豪華な女性キャストが顔を揃えた。

 同名舞台に引き続き、主演の仲間は女性でありながら、性を偽って王府役人を務め、王の死去後に失脚するも今度は女性として王府に仕えることになる主人公の真鶴・孫寧温の二役を演じる。「首里城の夕日、沖縄の空の青と、いろいろなものの力を借りながら、壮大な作品になっています。素晴らしい作品に仕上がると誰もが確信しております。その時代に生きていた女性たちの人生を感じていただけたら」と自信を見せた。

 男女二役という役どころについては「演じ分けをしっかりしていかないとと思って、声のトーンなど細かい部分にも気を配って、男だと思い込んでやっていました。でも、後半で(女性の)真鶴に変わっていく時に、あまりにも(男性の)孫寧温が染みついていて、女性の気持ちを演じるほうが難しくて」と意外な苦労を口にした。

 仲間が演じる真鶴・孫寧温に二役ともに関わっていく大勢頭部を演じるかたせは「八重山の貧しい家に生まれたものの、のし上がってきた役でして、とっても厳しくて、皆さんのご期待に応えられるように怖いです」と不敵な笑みを浮かべた。

 沖縄ロケでは、仲間とともに八重山で当時の機織り機を再現したもので八重山上布を織るシーンの撮影もあるといい、「さすがに昔の方は小柄だったようで、仲間さんも私も当時の方と比べると大きいほうでして、まず機織りの機械に入るのが大変でした」とエピソードを明かし、笑いを誘った。

 NHK BS時代劇「テンペスト」は琉球王朝末期の王宮を舞台に美貌と才能を併せ持つ女性が性を偽り政府の役人となり、懸命に生きる姿を描くエンターテインメント時代劇。取材会にはほかに若村麻由美(44)、上原多香子(28)。八千草薫(80)、藤真利子(56)も出席した。7月17日よりBSプレミアムで毎週午後6時45分から全10回で放送される。

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2011年6月19日のニュース