小沢征爾氏 9月の中国公演に意欲

[ 2011年6月8日 06:00 ]

音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の開催を控え、記者会見する指揮者の小沢征爾

 今年で20回目を迎える音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」を控え、総監督を務める指揮者の小澤征爾氏(75)らが7日、長野県松本市で記者会見した。

 8月8~31日に松本市で、9月1~11日には中国の北京と上海で開催。小澤氏は「中国生まれなのでうれしい限り。海外で音楽祭の素晴らしさを知ってもらい、松本にも来てもらえるようにしたい」と語った。

 昨年は腰痛悪化のため、指揮はオーケストラの1演目約7分間だけ。今回はヘルニア除去手術からの回復が進み、音楽祭に登場する8月21日から、約70分間のオペラを6回指揮する予定。会見冒頭、東日本大震災にも触れ「音楽が何かの役に立つかもしれないと思っている」と述べた。

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