骨髄バンク支援団体会長の団十郎 白血病患者のため声上げる

[ 2011年6月4日 18:11 ]

記者会見で抱負を語る「全国骨髄バンク推進連絡協議会」の会長に就任する市川団十郎

 白血病患者を支援するNPO法人「全国骨髄バンク推進連絡協議会」の3代目会長に就任する歌舞伎俳優市川団十郎(64)が4日、岐阜県大垣市で記者会見し「骨髄移植のドナーの増加が患者を救う。そのために声を上げることが私の役目」と抱負を語った。

 団十郎は2004年、急性前骨髄球性白血病を発症し、自家末梢血幹細胞移植を受けた。08年には投薬治療による貧血改善のため、妹の骨髄を移植、病を克服した。

 闘病生活を振り返った団十郎は「せっかくの経験を無駄にしたくなかった」と就任の理由を説明。「ドナーになるためにはどうしたらよいか、啓発活動がまだ不十分。もっと簡単にドナー登録できるんだと周知したい」と語った。

 5日の通常総会で団十郎の会長就任が正式に決まる。任期は7月1日から2年。

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2011年6月4日のニュース