いしだあゆみ エキストラ2人犠牲に「言葉が出ない」

[ 2011年5月26日 06:00 ]

大阪市内で会見を開いたいしだあゆみ

 女優のいしだあゆみ(63)が25日、大阪市内で主演映画「エクレール お菓子放浪記」(6月11日公開、近藤明男監督)のPR会見を開いた。

 昨年秋に宮城県石巻市などでロケ。エキストラで撮影に協力した同市民約400人のうち、東日本大震災で船頭役の男性ら2人が亡くなったことに、「言葉が出ない」と肩を落とした。撮影当時、古き良き日本の風情が残る現地の景色に感動し「石巻の皆さんは、この映画に映っている風景を誇りに思っていただきたい。美しい景色はまたすぐに戻ると思う」とエールを送った。

 同作では戦中・戦後をたくましく生きる強欲な老女を熱演。作品を見た姉から「えらい役やってんねんな~、と言われた」と明かしたが、「15歳でデビューして、おばあちゃん役をやらせてもらえる日が来るなんて思ってもいなかった。怖くて口うるさくて…凄く好きな女性」と、役への愛着を見せていた。

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2011年5月26日のニュース