自身も心筋梗塞だった津川雅彦「悪いところ全部持っていってくれた」

[ 2011年5月24日 16:23 ]

兄長門裕之さんの葬儀を終え、記者の質問に答える津川雅彦

 70年以上にわたって映画やドラマで活躍し、77歳で死去した俳優長門裕之さんの葬儀・告別式が24日、東京都港区の善福寺で営まれた。芸能関係者ら約250人が演技派の名優をたたえ、拍手でひつぎを見送った。

 弟の俳優津川雅彦(71)は長門さんが死去した21日、自身が心筋梗塞で病院に運ばれて集中治療室(ICU)にいたため、臨終に立ち会えなかったことを明かした。喪主としてのあいさつで「互いに生死の境をさまよって、僕の悪いところを全部持っていってくれた。兄貴ありがとう。その分頑張ります」と述べた。

 長門さんは昨年、動脈瘤の手術をしたが舞台に復帰。ことし2月にも脳梗塞で入院したという。

 津川は葬儀終了後、2009年に死去した女優南田洋子さんと長門さんの夫婦仲が良かったことを振り返り「南田さんの元へ行っちゃったな」と涙を浮かべた。

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2011年5月24日のニュース