ファン歴36年の会社員も…記帳台に長蛇の列

[ 2011年4月25日 06:00 ]

弔問の列から離れ号泣するファン

 ファンを何より大切にしたスーちゃん。青山葬儀所の敷地内には特別に記帳台と献花台が設置され、一般ファンの弔問も受け付けた。さらに、「多くの人に送っていただきたい」という故人の思いから、会場での焼香も受け入れられた。正午すぎから列ができ始め、約800人が参列。通夜が終了した午後7時には、ファンの悲しみを代弁するかのように激しい通り雨が降った。

 喪服に身を包んだ中年夫婦、ファンクラブ「全国キャンディーズ連盟」の法被をまとった男性、さらにはスーちゃんと同世代の女性らが記帳台の奥に飾られた遺影や出演作のポスターに涙を浮かべながら手を合わせた。

 さいたま市の会社員、奈良場春夫さん(61)は73年のデビュー当時から熱烈なファン。「自称ですが、ファン1号だと思っている。売れない頃からライブにはできる限り行ったよ。人気が出ると、ファンをガードする役を買って出ていたんだ。スーちゃんは妹のような感じだった。俺と代わってやりたかった…」と早すぎる死を惜しんだ。

 茨城県から来た会社員の畑岡光一さん(54)は田中さんのイメージカラーの青いジャンパーを着用。「このジャンパーには2度と袖を通さないつもりで着た。夢ばっかり見させてもらった」と熱く語った。

 ファン歴36年という川崎市の会社員、永井由文さん(55)は「キャンディーズに人生をかけていた。後楽園球場で行われた78年の解散コンサートももちろん行った。終わった後に、未練を残さないため、それまで集めていたグッズを全部燃やした」。解散から30年となった08年に“同窓会”と銘打ったフィルムコンサートが開かれたが、「それで思いが再燃。そこからまた応援をしていたのに…」と無念さをにじませた。

 練馬区から駆けつけた会社員、弓野泰男さん(53)は「“春一番”の頃からのファンでした。スーちゃんは輝いていた。お嫁さんにしたい人だった」と唇をかんだ。25日の葬儀でもファンの弔問を受け付ける。

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