役所広司が今できること お客さんの笑顔を引き出したい

[ 2011年4月12日 15:54 ]

 俳優役所広司と小栗旬がハートフルコメディー映画「キツツキと雨」(仮題、今年公開)で初共演。「南極料理人」で注目を浴びた沖田修一監督の最新作で、岐阜県内で撮影が進んでいる。

 役所は山村に住む60歳のきこり・克彦役。ある日、ゾンビ映画のロケ隊がやってきて克彦ら村人を撮影に巻き込む。新人映画監督の幸一(小栗)は気が弱く、現場をまとめられずにパニック寸前。克彦は映画の面白さに目覚め、活躍し始める。

 役所は「スタッフ、キャストは皆、(東日本大震災後の)こんな時に映画を作っていてよいのだろうかという思いでいたと思います。しかし、虚構の世界を作る仕事を持つわれわれにできることは、作品をお客さまに見ていただき、心からこぼれる笑顔を引き出すこと」と撮影に臨んだ。

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2011年4月12日のニュース