ジェーン・バーキンも歌った 日仏ミュージシャンが被災地支援

[ 2011年4月12日 10:54 ]

11日、パリの被災地支援コンサートで「故郷」を歌う出演者。右から3人目がジェーン・バーキン

 アダモやジェーン・バーキンらフランスなどで活動する知日派ミュージシャンと、フランス在住の日本人音楽家計20人余りがパリで11日、東日本大震災に見舞われた被災地を支援するコンサート「津波と明日」を開いた。

 コンサートにはクロード・ルルーシュ監督の映画「男と女」で音楽を担当したフランシス・レイ、ピエール・バルー、ニコール・クロワジールも参加し、映画の主題歌を再現。アダモがヒット曲「雪が降る」を日本語で歌うと会場は大きな拍手に包まれた。

 日本側からはフランス在住の琴奏者みやざきみえこが着物姿でオリジナル曲を披露。震災後に日本を訪れてコンサートを行ったバーキンは「首都圏の避難所で父親と離れ離れになった被災地出身の6歳の女の子と出会った。彼女のために歌う」と述べた。

 コンサートの最後には、出演者が日本語で唱歌「故郷」を約800人の聴衆と合唱した。公演の収益は、青少年支援団体の「国境なき子どもたち」と日本赤十字社に送られる。

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2011年4月12日のニュース