光の国から被災地のために!“来たぞわれらの”ウルトラマン

[ 2011年4月11日 06:00 ]

ウルトラセブンとウルトラマンゼロ(左)の雄姿を見守る大勢の子どもたち(提供写真)

 光の国から被災者のためにシュワッチ!10日、ウルトラマンやウルトラセブンが宮城県の石巻市、南三陸町、気仙沼市に現れヒーローショーを行い、被災した子供に笑顔を届けた。同行した元横綱・千代の富士の九重親方(55)、野球解説者の清原和博氏(43)は炊き出しに参加した。

 最初の訪問地となった石巻市のにぎわい交流広場。正義のヒーローが登場すると、子供たちが一斉に駆け寄った。炊き出しに並んでいた子も列そっちのけで一目散にステージへ向かった。

 ウルトラセブンと息子のウルトラマンゼロが主役のステージ。ピンチに陥ったセブンが「みんなの力を分けてくれ!」と呼びかけると、子供たちが「わぁ~っ!」と声をからして応援、元気いっぱいに歓声をあげた。

 今回の訪問は、円谷プロダクションが復興支援のために設立した「ウルトラマン基金」の活動の一環。同行した関係者は「予想以上に盛り上がった。子供たちがすごい元気でびっくりした」と“ウルトラマン効果”を実感していた。

 ウルトラマンも元気な姿を喜んだ。「笑顔で元気いっぱいに私たちに声援を送ってくれた小さなお友達、大人のみなさんからもたくさんのエネルギーをもらいました」と感謝。県内では余震が続き、復興も思うように進まない状況だが、「みなさんであれば、力を合わせて必ずこの困難を乗り越え、立ち上がっていけると強く確信しました」と力強いメッセージを送った。

 また、この日同行した清原氏と九重親方は3カ所で牛丼とちゃんこ計8800食を振る舞った。同基金では、今後も継続的に支援活動を行っていく予定。

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2011年4月11日のニュース