工藤静香 釈迦の自作画、被災地に寄贈へ

[ 2011年3月31日 06:00 ]

「ブッダの素顔展」の会見に出席した(左から)片岡鶴太郎、工藤静香、八代亜紀

 歌手の工藤静香(40)は自作画を被災地に贈ることを表明した。

 静香は30日、都内で、絵画展「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展」(31日開幕、東京タワーフットタウン)の発表会見に出席。ブッダ(仏)をモチーフにした自作画「信念の光」を披露した。震災の犠牲者を悼んだ後、「こういう時に重なったのは偶然じゃないと感じる。この絵が力になるなら、被災地の方に寄付したい。お釈迦(しゃか)様の絵ですし何かのシンボルになれば」と明かした。

 釈迦を中心に天高く舞うワシと地をはう蛇が描かれた100号サイズ(縦約162センチ×横約112センチ)。3カ月がかりで完成させた直後に地震が起きた。当時は自宅で料理をしていたといい「めまいがしたのかと思った。子供を迎えに行ったんですが、自転車にするか、車にするか分からなくなって。なんて愚かなんだろうと思った」と振り返った。

 アニメ映画「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」(5月28日公開)の公開に合わせて開催される同展には、ほかに片岡鶴太郎(56)八代亜紀(60)石坂浩二(69)も出品。会場では、それぞれの絵画のポストカードも販売され、その収益が被災者の義援金として寄付される。

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2011年3月31日のニュース