チリ落盤作業員ペニャさん完走 NZ被災者を激励

[ 2011年2月28日 06:00 ]

力走するチリ落盤事故の作業員のエディソン・ペニャ氏

東京マラソン2011

(2月27日)
 昨年のチリ鉱山落盤事故で救出された作業員33人のうちの1人、エディソン・ペニャさん(35)も初来日し、フルマラソンを5時間4分43秒で完走した。

 ゴール直後、妻のアンジェリカさんが広げて迎えたチリの国旗に飛び込み抱き合った。69日間の地下生活中に痛めた左膝をテープで巻きながら走り抜き、「凄く痛い。でも完走して自由になった」と晴れやかな表情を見せた。

 昨年8月に地下に閉じ込められ、同10月に救出されるまで「不安を振り払い、頭をすっきりさせるため」として坑道内を毎日約10キロ走り、仲間からは「ザ・ランナー」と呼ばれた。昨年11月には米ニューヨークシティー・マラソンに参加、5時間40分51秒で完走した。

 今回が2回目のフルマラソン挑戦。前回よりも36分8秒も縮めたが、「満足はしていない。もっと膝の状態が良ければよかった」と悔しがった。

 関係者によると、20日に来日し、これまでに浅草や明治神宮、上野のアメ横などを観光。寿司や和牛のステーキなど和食も食べた。28日が35歳の誕生日で、関係者らが祝った後、3月1日に帰国の途に就く。

 ニュージーランドで発生した地震では、倒壊したビルで被災した日本人28人の安否が不明。ペニャさんは「救出を待っている人たちと、外で待つ家族の絶望感はよく分かる。人間には必ず生き延びる力があるので、その力を信じてほしい」と言葉に力を込めた。

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