リオン被告初公判、元暴走族リーダー出廷へ

[ 2011年2月18日 06:00 ]

傷害罪に問われた元不良グループメンバーの伊藤リオン被告

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)が殴られ重傷を負った事件で、傷害罪に問われた元不良グループメンバーの伊藤リオン被告(27)の初公判が18日に東京地裁で開かれる。

 歌舞伎界のプリンスがなぜ殴られたのか。その原因となった海老蔵の酒乱ぶりについてどんな新事実が明らかにされるのか注目の裁判。ただ、伊藤被告の知人によると、両者で示談が成立したこともあり、起訴内容について争わない方針。衝撃的な事実が新たに飛び出す可能性は低そうだ。

 海老蔵は出廷せず、暴行現場に同席していた元不良グループリーダーが弁護側の証人として出廷する予定。「被告は私のことを思ってやっただけ」と情状酌量を求める意向で、公判は複数回で結審する見通し。元東京地検検事の大沢孝征弁護士は「2年の実刑が妥当。ただ、今回は示談が成立しており、これを裁判官がどのように判断するか。海老蔵さんが相手の非行を許す意を示していることもあり、4、5年の長めの執行猶予がつく可能性もある」と話した。

 勾留中の伊藤被告には夫人が連日面会に訪れており、しきりに反省しているという。

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2011年2月18日のニュース