ぶさかわ犬・わさお ユネスコの“ワンバサダー”就任

[ 2011年2月7日 10:00 ]

 自然は“ワン”ダフル―。世界遺産の啓発活動などを行う日本ユネスコ協会連盟は6日、「ぶさかわ(不細工だけどかわいい)」と人気を集め、映画デビューも控えた秋田犬わさおを「世界遺産活動 特別大使“犬”(ワンバサダー)」に任命したと発表した。

 世界自然遺産の白神山地の麓、青森県鰺ケ沢町にすむわさおは、3月から全国公開される映画「わさお」に出演予定。同連盟は「大自然の中で育ったわさお君の知名度を生かし、子どもや若い人たちに活動の大切さを伝えてほしい」と、1月の理事会で起用を決めた。飼い主の菊谷節子さんは「大役に恥じぬよう、頑張っていきたい」と話しているという。

 任期は2月13日から1年間。白神山地の植樹活動で子どもと触れ合うほか、同連盟が募金を呼び掛けるCMにも出演する。

 同連盟では現在、スペシャルアドバイザーを雅楽師の東儀秀樹さん、広報特使をフリーアナウンサーの久保純子さんが務めているが、動物の起用は例がないという。

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2011年2月7日のニュース