KARA「5人で活動」条件は社長夫人排除か

[ 2011年1月22日 06:00 ]

 メンバー分裂騒動に揺れる韓国の5人組ガールズグループ「KARA」のうち、所属事務所「DSPメディア」に専属契約解除を通告しているスンヨン(22)、ニコル(19)、ジヨン(17)の3人が21日、代理人を務める弁護士を通じ「5人で活動することを望んでいる」と公式の見解を表明した。

 同弁護士は「今あるのはメンバーと事務所の問題」と発言。分裂の要因は不利な利益分配、メンバー間の不和などとの臆測が飛び交う中、あくまでDSPとの関係破綻が主因だと強調した。

 クローズアップされるのは、KARAのマネジメントを統括する事務所社長夫人。昨年、社長が脳出血で倒れて以降経営権を持った。芸能プロ経営の経験がない一方、KARAの活動に細かく指示を出し、残留するギュリ(22)、ハラ(19)以外のメンバーとあつれきが生まれたとされる。同弁護士は「能力に見合う専門的な事務所を求めている」とした。

 一方で「全員がDSPに戻る可能性もある」と発言。これはKARAの活動から社長夫人を排除することが前提とみられる。ただ「これを実現させるには、現在の問題を解決する必要がある。法的な問題も残っている」と語った。社長夫人が契約をタテに反論する可能性も高く、メンバーの望む「5人KARA」への障壁はいまだ高そうだ。

続きを表示

2011年1月22日のニュース