豪華本にDVD!桑田佳祐からの“快気祝い”

[ 2011年1月18日 06:00 ]

桑田佳祐の新アルバム「MUSICMAN」のジャケット

 食道がんとの闘病を乗り越えて仕事復帰したサザンオールスターズの桑田佳祐(54)の新作アルバム「MUSICMAN」(2月23日発売)のジャケットが初公開された。枯山水の日本庭園に、全身を真っ赤に染めた女性がうずくまる意味深なデザイン。初回限定生産盤には本とDVDも付く。復活した桑田からファンに向けた“快気祝い”のような豪華内容だ。

 室町時代の伝統文化として今も残る造園様式「枯山水」。その中央に全身を真っ赤にペイントした女性が膝を抱えうずくまる。復活第1弾アルバムのジャケットは、さまざまな想像をかき立てるデザインだ。

 込められた意味は現時点で不明。関係者によると、女性の姿は太陽、日の丸、胎児…などで枯山水は小宇宙などとも解釈できるという。スタッフは「新しい夜明けを感じさせる」とも話しており、闘病から復活し生まれ変わった桑田を表しているかのようにも見える。

 アルバムにはシングル曲「本当は怖い愛とロマンス」や、昨年大みそかのNHK紅白歌合戦で初披露した「それ行けベイビー!!」など17曲を収録。曲調もバラエティーに富んでおり、聴き応えのある約70分の大作に仕上がった。その初回盤が「“MUSICMAN”Perfect BOX」。より深く楽しむための特典がある。

 ひとつは「MUSICMAN’S NOTE」と題された本。昨年末に行ったインタビューや桑田自ら曲を解説したライナーノートに加え、スタッフのレコーディング秘話など104ページに及ぶ。もうひとつは、ミュージックビデオ6本を収録したDVD。メーキング風景や、アルバム制作現場に密着したドキュメント映像なども含まれ、表には出さない素の表情を見せている。

 当初、発売は昨年10月に予定していた。だが、同7月に食道がんが発覚したため制作活動を中断し、発売を延期。「…NOTE」のインタビューでは、当時の心境や制作活動を再開した経緯についての話を交えながら、曲作りや「MUSICMAN」のタイトルに込めた思いなどを明かすという。

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2011年1月18日のニュース