稲垣吾郎 非道の数々でアウェー感も前進

[ 2011年1月18日 06:00 ]

2010年毎日映画コンクール・男優助演賞

 子供を的に矢を放つわ、慰み者にした女の舌は抜いてしまうわ…およそ人間とは思われない非道の数々。「乱心」の2文字で片付けられては政道立ちゆかぬと差し向けられた刺客の面々。三池監督がメガホンをとった「十三人の刺客」で、非道の限りを尽くす将軍の弟をインパクト十分に演じた稲垣吾郎(37)が男優助演賞に輝いた。

 国民的人気グループのメンバー。ファンが抱くイメージもある。刺客に狙われる暴君はしゅんじゅんしてもおかしくない役どころだが、三池作品のファンだったという稲垣は「幸運が舞い降りた」という表現で出演依頼に興奮したと明かす。

 「監督からは“楽しんで好き勝手にやってくれ”と言ってもらいました。初めての時代劇。悪役とあって現場ではアウェーの空気も感じましたが、大変さを感じる以上に本当に面白かった」

 所作や殺陣以上に気を配ったのは殿様に見えるかどうか。加えて「将軍の弟が抱えるジレンマ、孤独といったものがにじみ出てくればいいと思った」と役に入ったが、内面を表出する演技は見事だった。「賞は1つの認定証のようなものでうれしい。誰よりも喜んでくれるのはSMAPのメンバーだと思う」としみじみ。活動屋たちに刺激を受け、映画のだいご味に触れた吾郎ちゃんは“役者”として一回りも二回りも大きくなった。

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