不愉快 怒り そして目に涙 安西氏「起こった出来事を正直に伝えたい」

[ 2011年1月11日 13:29 ]

記者会見する前慶応義塾長の安西祐一郎氏

 「何度も断った上で日本のためにと会長職を内諾した。にもかかわらず辞退を要請され、不愉快だ」。前慶応義塾長の安西祐一郎氏(64)は11日午後、東京・渋谷のNHK放送センターで記者会見し、怒りを抑え込むかのように淡々とした口調で、小丸成洋経営委員長らを批判した。

 これまでの経緯について用意した書面を読み上げた安西氏。会見を開いた理由について「事実でない曲解された情報が流れていたので、起こった出来事を正直に伝えたかった」と説明した。

 記者から「委員長への不信感があるのですね」と聞かれると、「はい」ときっぱり。「今回の件は、経営委員会に責任があると思う。今は怒りが先にある。責任をどう追及していくか、今後考えたい」と述べた。

 約50分の会見を終え、記者団に囲まれた安西氏の目には涙も。「これからも明るく頑張ります」と述べて、会見場を後にした。

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2011年1月11日のニュース