ダークダックスの「パクさん」 高見沢宏さん死去

[ 2011年1月8日 09:37 ]

1993年4月、紫綬褒章受章の記者会見で、写真に納まるダークダックスの高見沢宏さん(左端)。同2人目から佐々木行さん、喜早哲さん、遠山一さん

 半世紀以上にわたって活躍した男声コーラスグループ「ダークダックス」でテノールを担当し、「パクさん」の愛称で親しまれた高見沢宏(たかみざわ・ひろむ)さんが7日午後1時53分、心不全のため神奈川県藤沢市の自宅で死去した。77歳。静岡県出身。葬儀・告別式は11日午前10時半から神奈川県藤沢市藤沢493、カルチャーBONDS藤沢で。喪主は長男尚樹(なおき)氏。

 1951年に慶応大の男声合唱団「ワグネル・ソサィエティー」所属の佐々木行(マンガ)さん、喜早哲(ゲタ)さん、遠山一(ゾウ)さんで結成されたダークダックスに、52年参加。男声四重唱団としてロシア民謡、童謡など幅広いジャンルを歌いこなした。

 抜群のハーモニーと品の良さが愛され、ヒット曲は「ともしび」「雪山讃歌」「北上夜曲」「山男の歌」「銀色の道」など多数。旧ソ連(ロシア)、米国など海外でも公演を重ねた。82年に4人そろって芸術選奨文部大臣賞を受賞、93年には紫綬褒章を受章した。

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2011年1月8日のニュース