寅さんの少年期が小説に!山田監督連載書き下ろし

[ 2011年1月5日 18:21 ]

 雪の夜、団子屋前に置かれた籠の中で泣いていた――。映画「男はつらいよ」シリーズで知られる山田洋次監督(79)が、同シリーズの主人公車寅次郎の生い立ちなどを明かした初の小説「けっこう毛だらけ」を書き下ろし、6日創刊のDVD付き雑誌に連載する。山田監督らが5日記者会見して発表した。

 「私、生まれも育ちも東京は葛飾柴又でございます」で第1回が始まる小説は、“寅さん”の一人語り形式。映画では描かれなかった少年期をつづっている。
 山田監督のデビュー50周年を記念した企画。講談社から約2年間にわたって隔週刊で発売される「男はつらいよ 寅さんDVDマガジン」に掲載。山田監督は「映画にできたらすばらしい」としている。
 寅さんの妹さくらを演じた倍賞千恵子さん(69)は「小説を読んで、私も『え、そうだったの』と驚きました。楽しく読んでほしい」と話した。

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2011年1月5日のニュース