[ 2010年10月9日 06:00 ]

 さらに、NHK交響楽団がオペラの全曲演奏といえば、今年4月の「東京・春・音楽祭」における「パルジファル」(ワーグナー)で高水準の演奏を披露したことも記憶に新しい。この時も演奏会形式であったが、ウルフ・シルマーの指揮の下、「パルジファル」の複雑なテクスチャーを明快に再現し、合奏能力の高さを大いにアピールしてみせた。そして今回はイタリアの名指揮者のタクトでの大作「アイーダ」にチャレンジするわけだが、長く記憶に残る充実の名演が期待できそうだ。

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2010年10月9日のニュース