[ 2010年7月3日 06:00 ]

 さて、うれしいことにサロネンの音楽に再び出会うチャンスが巡ってきます。サントリーホール主催によるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の東京定期公演ともいうべき「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」で彼が2つのプログラムを振ることになったのです。公演は11月、病気療養中の小澤征爾に代わって指揮台に立つのですが、たまたま同時期、サロネンは作曲に専念するためスケジュールを空けてあったそうで、ヨーロッパでも希少なウィーン・フィルとの“夢の共演”が日本で実現することになったわけです。ウィーン・フィルの伝統のサウンドとサロネンの現代的センスにあふれた音楽作りが融合したとき、どんな化学反応を起こすのか。なかなか実現しない組み合わせだけに聴き逃せない公演になりそうです。

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2010年7月3日のニュース