[ 2010年5月29日 06:00 ]

 さらに、私は聴いていないのですが、3つのプログラムを全て聴いたコンシェルジェによるとBプログラムのブルックナー交響曲第5番が今シリーズのベストだったと言います。

「ブルックナーの5番はブロムシュテットの十八番といえる曲で、N響とも何度か名演を繰り広げてきた。中でも今回はマーラーの時と同様に83歳の巨匠だからこそ到達し得る円熟の境地といえる名演となった。雑念から完全に離脱できた巨匠だからこそ肉薄できるブルックナーの真髄が、見事なまでに表現されていた」とコンシェルジェ。
クラシック音楽は作曲家と演奏家の魂が時を超えて交流するための時空を超えた言葉のようなものだと実感する瞬間でした。

続きを表示

2010年5月29日のニュース