ペギー葉山 38年ぶり「オリコン」ランキング入り

[ 2010年4月25日 18:23 ]

新曲「夜明けのメロディー」を熱唱するペギー葉山

 今年で歌手生活58年目を迎え、最新シングル「夜明けのメロディー」(詞・五木寛之、曲・弦哲也)=キングレコードから1月27日発売=がヒット中のペギー葉山(76)が25日、東京・中野区のなかのZERO大ホールで「ペギー葉山コンサート2010 讃歌」と題したコンサートを開いた。

 「今回のコンサートは、58年歌い続けてきた中で出合ったいい歌をピックアップして歌わせていただきます。歌を讃(たた)えるというか、その歌があっていまの自分があるということからコンサートタイトルを『讃歌』と銘打ち、そんなプログラムを組んでみました。2部構成のステージで、1部は外国の歌を、2部は日本の歌を中心に歌わせていただきます」

 約1300席の会場は、往年のファンを中心に満席の中、第1部は海外のヒットナンバーから「Moon River」をはじめ、「サウンド・オブ・ミュージック」「エーデル・ワイス」「ドレミの歌」、2部は自身のヒット曲から「南国土佐を後にして」「学生時代」、故・越路吹雪さんのカバー曲から「ラストダンスは私と」「ろくでなし」、シャンソンの名曲「愛の讃歌」、それに現在ヒット中の新曲「夜明けのメロディー」など全23曲を熱唱。

 また、クラシック界からバリトン歌手・小栗純一、オペラ歌手・小栗慎介がゲスト出演してステージに花を添えた。

 新曲「夜明けのメロディー」は、NHKラジオの人気番組「ラジオ深夜便」の中で「深夜便のうた」として今年1月から3月までオン・エアされ、熟年世代への人生の応援歌として大きな人気を集め、「オリコン」総合チャートでも最高58位(4月19日付)にランキング。

 これは38年ぶりに「オリコン」総合チャートインを果たしたそうで、「『南国土佐を後にして』はミリオンセラーになりましたが、そのころはヒットチャートも『オリコン』もありませんでしたので…。いままではそういうランキングには関係なく、自分のペースで歌ってきたものですから、改めてそういうヒットソングが持てたのは歌い手にとっては一番うれしいことですね。五木先生の詞が美しいですし、弦さんのメロディーもとても覚えやすくて、心に残る旋律なので、久しぶりにこういう歌と出合ってよかったなと思います。ジャンルに関係なく、若い人たちにもこういう歌が一つの美しい歌として根づいてくれたらいいですね」とうれしそうに話していた。

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2010年4月25日のニュース