盗作騒動“効果”!?岡本真夜、チャート急上昇

[ 2010年4月21日 06:00 ]

 上海万博(5月1日開幕)の公式ソング盗作騒動で注目を集めるシンガー・ソングライター岡本真夜(36)のヒット曲「そのままの君でいて」が、国内の各音楽チャートを駆け上がっている。万博事務局は正式に楽曲使用申請し、PR曲に採用。国際的ヒットになる可能性もでてきた。

 97年の発売から13年。意外なかたちでリバイバルヒットが生まれようとしている。上海万博の公式曲が岡本の「そのままで…」と酷似しているとの報道があった16日以降、メディアは同曲を繰り返し放送。97年当時を知らない若者層が、親しみやすいメロディーラインに好感を持ち、携帯電話やパソコンでダウンロードし始めた。
 「着うたフル」の「レコチョクデイリーランキング」では、18日付は圏外だったが、19日付で30位に初登場。20日付では20位にまで上昇した。関係者は「このぶんなら新譜と肩を並べてベスト10入りの可能性もある」と話している。「iTunes」のミュージックストアでも20日付で11位と、関係者も驚く勢いだ。
 CDセールスも動きだしている。同曲が収録された岡本のベスト盤「RISE 1」は販売元に連日、3ケタの注文が寄せられている。CDが売れないと言われる時代に「うれしい悲鳴」と関係者を喜ばせている。
 上海万博事務局は事実上“盗作”を認め、岡本サイドに正式に楽曲使用を申請。上海万博は急成長を続ける中国で開催される万博とあって、世界が注目。「そのまま…」がワールドワイドな一曲になることも十分にありそうだ。

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2010年4月21日のニュース