北野監督新作カンヌ国際映画祭コンペ入り

[ 2010年4月15日 18:59 ]

北野武監督

 5月12日にフランス南部で開幕する第63回カンヌ国際映画祭で、最高賞「パルムドール」などを競うコンペティション部門に、北野武監督(63)の新作「アウトレイジ」が出品されることが決まった。映画祭事務局が15日発表した。

 北野監督作品がコンペ部門に選ばれたのは、1999年の「菊次郎の夏」に続き2度目。「アウトレイジ」は暴力団の抗争を描いたアクション映画で、北野監督はビートたけしとして主演したほか脚本、編集も担当した。日本では6月12日公開の予定。
 発表されたコンペ出品作は計16本で、イランのアッバス・キアロスタミ、韓国のイ・チャンドン両監督の新作などが含まれる。審査委員長を米映画監督ティム・バートンさんが務め、最終日の5月23日に結果が発表される。北野監督は97年に「HANA―BI」でイタリア・ベネチア国際映画祭の最高賞「金獅子賞」を受賞した。
 コンペと別の「ある視点」部門には、中田秀夫監督(48)の英映画「チャットルーム」が出品。中田監督は98年の「リング」などでジャパニーズ・ホラーブームを巻き起こし、ハリウッドにも進出している。
(共同)

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