海老蔵 6月にロンドン公演「親思う心演じたい」

[ 2010年3月25日 18:31 ]

ロンドン公演について記者会見する歌舞伎俳優の市川海老蔵

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)が6月にロンドンで、「義経千本桜」のうちキツネを通して親子の情愛を描いた「川連法眼館」などを演じることが決まり、25日に東京都内で記者会見した。

 海老蔵は「荒事やけれんを楽しんでもらうとともに、子が親を思う真っすぐな気持ちを少しでも感じていただきたい」と抱負を語った。
 上演するのはほかに「鳥居前」「吉野山」。海老蔵さんは源義経の家来、佐藤忠信と、忠信に化けて親ギツネの皮が張られた鼓を追う源九郎狐の2役を演じる。キツネのしぐさを取り入れて花道を引っ込む「狐六方」や静御前との道行など、華やかな場面の多い作品だ。
 共演は大谷友右衛門、中村芝雀ら。ロンドン公演後、8月に東京・新橋演舞場で、9月には京都・南座で上演する。

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2010年3月25日のニュース