のりピー 夫のために離婚決意も真意伝わらず

[ 2009年11月11日 06:00 ]

 覚せい剤取締法違反(所持、使用)事件で、3年間の執行猶予判決を受けた女優酒井法子(38)が群馬県高崎市に本部がある創造学園大学に入学したことが10日、分かった。前所属事務所「サンミュージック」の相澤正久副社長(60)が明かした。また、酒井が夫の高相祐一被告(41)=同法違反の罪で起訴、公判中=との早期離婚に向けて、義母を説得していることも分かった。

 執行猶予判決が下された理由の1つに「覚せい剤の使用を勧めた夫との離婚も考えている」ことが評価された酒井。一方で高相被告は更生していく上で「家族の存在が必要」としており、夫婦の思惑は完全に食い違っている。
 多くの法曹関係者が、高相被告には保護観察付き処分など、より重い判決が下ると予測。それだけに酒井は高相被告の判決を軽くするためにも、27日の判決公判までに離婚を成立させてあげたい意向だ。だが関係者は「高相被告にはその真意が伝わっていないようだ」といい、高相被告の母親と密に連絡を取って説得している。
 義母とは互いに「のんちゃん」「すーちゃん」と呼び合うなど、嫁姑(しゅうとめ)関係は良好。8月3日に自身が失跡する前にも連絡を入れている。先月21日の高相被告の初公判では、義母あてに「家族3人でまた暮らしたい」と手紙を出したことを弁護人が紹介したが、関係者は「酒井はいかに離婚が判決を軽くするために大事なことか身をもって知った。当初は離婚は避けたかったようだが、今では周囲の説得もあって翻意して義母に離婚の必要性を訴えている」と話した。
 義母は酒井を実の娘のようにかわいがっており、離婚をしてほしくないのが本音。だが、自身の家と酒井の自宅マンションは同じ東京・南青山にあり物理的に近い。関係者は「酒井は離婚後も義母と良好な関係を続けていきたいと訴えている」と言い、離婚をめぐって“ドロ沼”になることだけは避けたいようだ。

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2009年11月11日のニュース