松本人志「お金を払ってくれてるのでサービスします」

映画「しんぼる」の初日舞台あいさつに登場した松本人志監督

　お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(４６）の監督２作目の映画「しんぼる」が１２日に公開初日を迎え、東京・丸の内ピカデリー１で松本監督による初日舞台あいさつが行われた。

　スーツ姿で登場した松本は観客に対し「お金を払ってくれてる人たちなのでサービスしたいと思います。でも、前田五郎さんについてはノーコメントで」と“松本節”をサク裂させ、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

　映画については「（上映時間の）９０分に自分の思いを詰め込んだから、伝わるんじゃないかなと思う」。映画を見終えた人に向けて「口コミで広がればいいと思うので、“小栗旬が出てたよ”とかウソついて下さい」とボケまくってＰＲした。

　「しんぼる」はすでにカナダ・トロント国際映画祭と韓国・釜山国際映画祭への出品が決まっているが、この日はさらに３か国の海外映画祭への出品が決定した。決まったのは、スペイン・シッチェス映画祭（１０月２日～１２日）、ポーランド・ワルシャワ映画祭（１０月９日～１８日）、米ハワイ国際映画祭（１０月１５日～２５日）の３つ。「海外」を意識した作品だけに、“世界のマツモト”が海外の映画ファンに定着するか注目だ。