マイケルさん追悼公演　来年６月に延期

　オーストリアのイベント会社は１１日、ウィーンで２６日に予定されていたマイケル・ジャクソンさんの追悼公演を中止し、一周忌に合わせて来年６月にロンドンで開催すると発表した。

　企画にかかわったジャクソンさんの兄ジャーメインさんは、世界のトップスターに公演への参加を呼び掛けるには「時間が足りなかった」との声明を出した。チケットは最も高い席で５００ユーロ（約６万６千円）以上の値が付いたが、すべて払い戻されるという。

　イベント会社によると、来年６月の公演はロンドンのウェンブリー競技場で開かれる。７万人以上の入場を見込んでおり、今年１２月にチケットの販売を開始。最も安い席で４４ポンド（約６千６００円）を予定している。

　ウィーンでの追悼公演の出演者としては、オーストリアのメディアの間で米歌手マドンナさんらの名前が挙がっていた。（共同）