石本美由起さん通夜…祭壇前にひばりさん草稿

[ 2009年6月1日 06:00 ]

石本美由紀さんの原稿

 「憧れのハワイ航路」「悲しい酒」など数多くのヒット曲で知られ、27日に心不全のため85歳で亡くなった作詞家の石本美由起(いしもと・みゆき、本名石本美幸=いしもと・みゆき)さんの通夜が31日、横浜市の妙蓮寺で営まれた。

 門下の作詞家の星野哲郎氏(83)や歌手の北島三郎(72)、天童よしみ(51)、神野美伽(43)ら約500人が弔問。祭壇手前に生前に使っていた机があり、故美空ひばりさんが「憧れのハワイ航路」を歌ったLP「あのころの歌 今日の歌」と02年に神野に提供した「男節」の草稿などが置かれた。
 北島は「先生から北海道をテーマにした“空知川”という詞を頂いていた」と未発表曲があったことを明かした。曲は北島自身が既に付けており、いずれ発表する意向。ひばりさんの長男でひばりプロ社長の加藤和也氏(37)は「母もいるし、きっと今、天国はにぎやかでしょう」とコメント。11日に盟友の作曲家の三木たかしさん(享年64)を亡くしたばかりの荒木とよひさ氏(65)は「それにしても残念なことが続く」と唇をかんだ。法名は慧楽院釋醇美(えぎょういんしゃくじゅんび)。

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2009年6月1日のニュース