つらい思い出よみがえる?うつむく浅野忠信ら

[ 2009年6月1日 19:22 ]

映画「剣岳 点の記」の完成報告会見に出席した(左から)木村大作監督、仲村トオル、香川照之、浅野忠信、松田龍平、小沢征悦

 約100年前に日本地図を完成させるため、“未踏峰”に挑んだ男たちを描いた映画「剣岳 点の記」(20日全国公開)の木村大作監督や主演の浅野忠信、香川照之らが、東京都内で完成報告会見を開いた。

 映画は、史実に則し3000メートル級の剣岳、立山連峰一帯で撮影。浅野が「2年にわたり、過酷な思いをしてつくった映画」、香川が「つらかったことを語れと言われれば1週間かかる」とそれぞれ完成を喜び、2カットを撮影するために9時間掛けて山を登った思い出などを語った。
 名カメラマンとして知られるが「監督作はこの1本だけ」と宣言して撮影に臨んだ木村監督。「その考えに変わりはないか」との質問に「もう1本ぐらいいいかな」と答えると、つらい体験がよみがえったのか、浅野らは苦笑しながらうつむいていた。

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2009年6月1日のニュース