歌舞伎座「切実に“ああ1年だな”と感じている」

[ 2009年5月2日 08:42 ]

歌舞伎座前に設置された「カウントダウン時計」の点灯式に出席した(右から)市川団十郎さん、中村富十郎さん、中村芝翫さん、大谷信義松竹会長

 全面建て替えを控えた東京・歌舞伎座の一時閉館まであと1年―-。歌舞伎座前に設置された「カウントダウン時計」の点灯式が1日、人間国宝の中村芝翫(81)ら歌舞伎俳優5人が出席して行われた。時計は高さ約3・9メートル、幅約3・8メートルの枠にはめ込まれたボード型で、周囲に紅白のちょうちん。この日、閉館までの日数が「365日」と表示された。

 式典では芝翫のほか、坂田藤十郎(77)、中村富十郎(79)、尾上菊五郎(66)、市川団十郎(62)が、松竹の大谷信義会長らとともにテープカット。団十郎は「時計を見て切実に“ああ1年だな”と感じている。立派な歌舞伎座を再建できるよう皆さんの力添えをお願いしたい」とあいさつした。

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2009年5月2日のニュース