蘇る昭和スター、早田雄二さん写真作品ズラリ

[ 2009年3月19日 06:00 ]

 昭和の名女優たちの「最も輝いた一瞬」をフィルムに残し、95年に他界した写真家・早田雄二さん(享年79)の写真展「昭和を彩る銀幕のスタア」が19日から東京・立川タカシマヤで開催される。田中絹代さんや美空ひばりさんをはじめ、原節子、高峰秀子ら大物がズラリ。スポニチ本紙終面で「我が道」を連載中の司葉子が、トークショーを行う。

 早田さんは、秋山庄太郎、大竹省二の両氏とともに「日本の婦人科3大カメラマン」と称され、女優をきれいに撮ることにかけては随一と言われた第一人者。表紙などを飾った映画雑誌「キネマ旬報」の創刊90周年を記念し、昭和を彩ったスターたちの輝いた一瞬を展示することになった。
 残された膨大なポートレートから選別し、スターの素顔に触れながら、古きよき時代「昭和」の足跡をたどるイベント。「永遠の処女」といわれた原節子をはじめ、山本富士子、高峰三枝子さん、山田五十鈴、岩下志麻、香川京子、池内淳子、浅丘ルリ子、淡路恵子、由美かおるら昭和を彩った銀幕の花がズラリと並ぶ。女優は119人、男優も長谷川一夫さん、上原謙さんら27人の写真が登場、計160点になる。
 写真を撮るのは5分間だけで、BGMをかけておしゃべりに時間を費やすことで女優の「最高の一瞬」を引き出していた早田さん。会場では20日に岡田茉莉子、22日に司葉子がトークショーを開催。司は「何よりの喜びです。早田先生との思い出や昭和の映画の話をして、皆さんと同じ時間を共有できれば」と楽しみにしている。
 また、開催中は昭和の名曲を歌い継いでいる歌手の成底(なりそこ)ゆう子(33)がミニライブを行う。

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2009年3月19日のニュース