マキノ雅彦完全復活!恋人たくさん!英気養う

[ 2009年2月8日 06:00 ]

客席からの声援に応える西田敏行(左)とマキノ雅彦監督

 マキノ雅彦(津川雅彦)監督(69)の最新メガホン作「旭山動物園物語~ペンギンが空をとぶ~」が7日公開された。先月23日に肺気胸の手術を受けた監督は前日の6日に退院し、新宿、板橋の都内2カ所で行われた初日舞台あいさつに元気に参加した。事業で抱えた借金問題に端を発した妻・朝丘雪路(73)との別居についても言及。「今さら一緒に住まなくてもいい」と笑い飛ばすなど“舌好調”のトークで自ら快気を祝った。

 園長役で主演した西田敏行(61)らと登壇したマキノ監督は時折せき込むものの、満員の客席を感慨深げに眺め「退院しました。ありがとう」とVサインをつくった。
 今や全国区の知名度を誇る北海道旭川市の旭山動物園。その奇跡の再建を描こうと、3年越しで製作にかかわってきた。体調に異変が生じたのは昨年冬、茨城県内の動物園を借りての撮影中。肺炎を患ったが、酸素ボンベを携帯し、車いすでメガホンをとった。公開前にまた悪化し、一部キャンペーンをキャンセルして入院したが手術も成功し無事に退院。「動物園は“廃園”を脱し、監督は“肺炎”の危機を乗り越えました」などとジョークを連発した。
 舞台あいさつ後の会見ではさらにヒートアップ。夫が抱えた借金返済の一助にと自身名義の家の売却を決め、再びの同居を願いながらも別居生活に入った朝丘との関係について「心がつながっているんだから今さら一緒に住まなくていい。それより自由に過ごした方がいい」ときっぱり。一部で報じられた30代女性との大みそかデートにも触れ「他のガールフレンドに申し訳ない」「僕はどんどん(相手を)代えたい人」「あの人(朝丘)のお父さん(画家の伊東深水)はもっと凄かったから、そのへんの理解はあるね」と言い放ち、往年のプレーボーイぶりをほうふつさせた。
 配給の角川映画によると、興行収入10億円も見込める出足となったが、マキノ監督は公開前の自身の入院や、飼育係を演じた前田愛(25)と歌舞伎の中村勘太郎(27)との交際報道も映画のPRにつながったと認識。「ずいぶん宣伝部が助けられました」と笑い、関係者から「もうそろそろ…」と制止されても「しゃべっているんだから止めないで」と完全回復をアピールした。

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2009年2月8日のニュース