「嵐」ワンツー!19年ぶりトップ2独占

[ 2008年12月12日 06:00 ]

 オリコンチャートの年間ランキングが11日発表され、男性アイドルグループ「嵐」がシングルCD売り上げで1位、2位に入った。トップ2の独占は89年の女性ロックバンド「プリンセス・プリンセス」以来19年ぶり5組目の快挙。都内の授賞式に出席したメンバーの櫻井翔(26)と大野智(28)は「一生忘れられない年になった」と喜びを語った。

 嵐がワンツーフィニッシュを決めたのは「truth/風の向こうへ」(1位、8月20日発売、年間売り上げ61・8万枚)と「One Love」(2位、6月25日発売、52・4万枚)。
 オリコンによると、嵐の年間シングル首位は99年11月にデビューして以来10年目で初。トップ2の独占は男性では、同じジャニーズ事務所が生んだアイドルグループ「光GENJI」以来20年ぶり。3位のサザンオールスターズらを抑えての快挙に、櫻井は「トロフィーをもらったのは初めて。僕らがですかあ?って感じで、うれしいけど不思議な感じです」と実感がわかない様子だ。
 ジャニーズ事務所はトップ10に嵐が3作、KAT―TUNが2作で計5作をランクインさせた。音楽作品のデジタル配信を全面解禁していないことがCDチャートの上位独占を生んでいるともいわれるが、米国では音楽配信がCD売り上げに好影響を与えるという研究結果もあり、単純に結論付けられないのが現状。嵐のワンツーフィニッシュが歴史的快挙であることは間違いない。
 毎年恒例の「今年の漢字」は12日、京都・清水寺で発表される。櫻井は「歴史に名を刻めるのは光栄」とし、5大ドーム公演や初の中国公演を成功させた充実の08年を「実」と表現。来年3月公開の映画「ヤッターマン」の主題歌「Believe」が09年の第1弾作品になり、リーダーの大野は「来年の10周年はみんなが喜べるものにしたい」と宣言。ファンへの恩返しの年にする。

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2008年12月12日のニュース