「羞恥心」も紅白出場!“民放の顔”勢ぞろい

[ 2008年11月25日 06:00 ]

 大みそかのNHK「第59回紅白歌合戦」(午後7・20~11・45)の司会が24日、東京・渋谷区の同局で発表され、スポニチ本紙既報通り、SMAPの中居正広(36)と女優の仲間由紀恵(29)に決まった。出場歌手は、25日に発表される。今年はフジテレビ「クイズ!ヘキサゴン2」から誕生した男性3人組「羞恥心」、テレビ朝日「相棒」のヒットで歌手活動を再開した水谷豊(56)ら“民放の看板アーティスト”たちが目白押しとなりそうだ。

紅白司会「中居&仲間」絶妙コンビが復活

 今年の紅白は、NHKが民放各局と念入りに打ち合わせをしているのが特徴だ。
 つるの剛士(33)、上地雄輔(29)、野久保直樹(27)による3人組「羞恥心」については、紅白の制作担当者がレコード会社や所属事務所ではなく、フジテレビと直接交渉した。
 「紅白は視聴率。目標40%」と明言する紅白の石原真チーフプロデューサーにとって、茶の間に人気の羞恥心に対する期待は大きい。里田まい(24)、スザンヌ(22)、木下優樹菜(20)による女性3人組で、同じく「ヘキサゴン」から誕生した「Pabo」らも加えた大型ユニットで出演させる予定だ。
 テレビ朝日ドラマ「相棒」で人気が再燃した水谷豊は初出場。劇場版が大ヒットした中、22年ぶりに発売したアルバム「タイムカプセル」がオリコンチャート2位を記録。NHKでは「スタジオパークからこんにちは」で「相棒」での水谷を取り上げており、音楽番組「SONGS」では歌手の顔をしっかりクローズアップしてきた。79年のヒット曲「カリフォルニア・コネクション」を歌うことになりそうだ。
 日本テレビが製作委員会に入り、大ヒットした映画「崖の上のポニョ」の同名主題歌を歌う「藤岡藤巻と大橋のぞみ」も初出場。同局のオーディション番組「歌スタ!!」からデビューし「home」がヒットした木山裕策(40)も初出場組に内定した。
 また、司会を務める中居と仲間は、TBSが製作委員会に入った映画「私は貝になりたい」で夫婦役を演じている。
 過去にも民放番組発の歌手が出場した例はあるが、今年ほど民放カラーが強い出場歌手が多いのは初めて。一時の「打倒紅白」ムードではなく、民放側と協力した“大連立紅白”への幕開けとなりそうだ。

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2008年11月25日のニュース