打ち切り?存続?第60回を機に岐路に立つ紅白

[ 2008年11月25日 17:42 ]

 紅白歌合戦についてNHK内部では、来年の「第60回を機に、打ち切り案」も一部にあると聞く。

「紅白歌合戦」の前身は、第二次世界大戦終戦後の1945年(昭和20年)にラジオで放送が始まったことによる。番組が好評で5年後の1951年(昭和26年)からタイトルを「紅白歌合戦」と改めて継続された。以来、今年で59回、来年で60周年を迎える長寿番組だ。
 かつては80%近くまで上昇した国民的番組も、毎年、視聴率が下降し昨年も40%を割った。しかし決定的な打開策は見えない。一方、民放も格闘技に依存し、お笑い番組でしのいだり、大みそ日の夜にふさわしい番組は出来ていない状態が続いている。
国民の年越しの生活様式や指向が変化しているのだろう。大みそ日の風物詩として定着はしているが、21世紀の日本の大みそ日のありようを、NHK、民放ともに見直すタイミングが今年と来年にはあるのかもしれない。

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2008年11月25日のニュース