42年かかった…ローマ法王庁、ジョン・レノンを“許す”

[ 2008年11月25日 09:25 ]

 英紙サンデー・タイムズやBBC放送などは24日までに、「今やイエス(キリスト)より僕らの方が人気がある」などと発言し物議を醸したビートルズの故ジョン・レノンさんを、ローマ法王庁(バチカン)が約42年ぶりに“許した”と報じた。

 報道は、ローマ法王庁の見解を反映するバチカンの日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノの記事を元にしている。
 サンデー・タイムズ紙によると、ロマーノ紙はレノンさんの発言について「長い年月を経た今では、英国の労働者階級の若者が予想外の成功になんとか対応しようとし、得意がっていただけのように聞こえる」と論評。ビートルズについて「才能あふれるレノンさんらは現代のポップミュージックにおいて新境地を開いた」などと称賛した。
 サンデー・タイムズ紙によると、レノンさんは1966年に英紙に対し「キリスト発言」をした。米国でキリスト教保守派らが強く反発、ラジオ局が曲の放送を中止したり、コンサートが取りやめになるなどの騒ぎになり、レノンさんは反宗教的な意図はなかったなどと謝罪したという。(共同)

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2008年11月25日のニュース