本当の貧しさ知る「タモツ&マキ」が熱唱

[ 2008年11月3日 06:00 ]

初ライブで「プアー」を熱唱するタモツ&マキ

 お笑いコンビ「メッセンジャー」の黒田有(38)と吉本新喜劇の女優・宇都宮まき(26)で結成した「タモツ&マキ」が2日、大阪市内で初ライブを開いた。テレビ大阪のバラエティー番組「メッセ弾」(金曜深夜0・53)の企画から誕生したコンビで、先月29日に発売したCDに収められているデュエット曲「プアー」を熱唱した。

 「背中を丸め歩く おなかがグーと騒ぐ」など貧しさを嘆く、暗い暗い歌詞は黒田の作詞。「キャバクラ勤めも無理な容姿の女性とか、落ちても落ち切れなかった女性への愛のメッセージ。暗い時代だからこそ暗い歌にした」と説明した。
 また、ロックバンド「ガガガSP」のボーカル・コザック前田(29)に自作の詩を提供したことも明かし「飲み屋で言われたんで男の子がフラれる青春時代の甘い歌詞を書いてFAXした。今、曲作りをしてると思う」と新たな才能の一端を披露。今後、また作詞するとしたら?の質問には「ダウンタウンの松本さんのお兄さん(松本隆博)はオカンの歌、ますだおかだの増田はお父さんの歌を歌ってる。ボクは立ち食いソバを1人で食べてるおばちゃんの歌を書いて紅萬子さんに歌ってほしい」と意欲満々だった。
 売れれば印税収入も期待できるが「お世話になった方々と居酒屋で飲めるくらいでいい」と無欲を強調。
 あぁ、これぞプアーの精神!本当の貧しさを知るタモツ&マキは“100年に一度の暴風雨”に荒れる現代社会を笑いながら歩んでいく。

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2008年11月3日のニュース