峰岸徹さん死去 7カ月に及んだ闘病生活

[ 2008年10月13日 06:00 ]

11日、肺がんのため都内の病院で死去した峰岸徹さん

 貴重なバイプレーヤーとして活躍した俳優の峰岸徹(みねぎし・とおる、本名知夫=ともお)さんが11日午後11時32分、肺がんのため都内の病院で死去した。65歳だった。東京都出身。4月にがんの告知を受けた後も復帰を信じて闘病を続け、公開中の出演映画「おくりびと」のヒットを喜んでいたという。故人の遺志で密葬を行い、後日「お別れの会」が開かれる予定。

【峰岸徹プロフィル


峰岸徹 肺がんだった、腰痛検査で発見

 シリアスものからコミカルな役まで芸域の広い俳優として知られた峰岸さんが帰らぬ人となった。7カ月に及んだ闘病生活は一進一退を繰り返したが、11日夜に容体が急変。家族らにみとられて息を引き取った。
 トライアスロンを趣味とした峰岸さんは宮古島で開催される大会に8年前から出場。今年も4月の大会に参加を予定し、2月から自転車の練習を本格化させた。しかし腰痛がひどく4月に検査入院。肺に末期のがんが見つかり腰骨にも転移。それが腰痛の原因だった。
 このため、6月に出演を予定していた舞台「あした~愛の名言集」を降板して治療に専念。まず腰の手術を受けた後、5月から抗がん剤投与と放射線治療を受けてきた。効果が表れ、体力も回復したことから、テレビ東京の旅番組「絶景!大自然の露天湯めぐり旅」(8月9日放送)に出演するなど体調を見ながら仕事を続けてきた。
 公開中の映画「おくりびと」には主演の本木雅弘(42)の父親役でスクリーンに登場。くしくも死んでいく設定だった。関係者によると、峰岸さんは同作品が米アカデミー賞外国語映画賞の日本代表にノミネートされたことを喜び「まだクリアしなければいけない壁があるが、来年の授賞式には出たい」と病床でひそかに英語のスピーチを練習していたという。
 11月1日に公開される大林宣彦監督(70)の新作「その日のまえに」が遺作となった。77年の「瞳の中の訪問者」に出演して以来、大林作品の常連。今回も体調不良を理由に断ったが、監督たっての希望でワンシーンだけ出演。撮影は8月に自宅で行われたという。このほか、ジャッキー・チェン(54)主演の映画「新宿事件」やビデオ映画「東京マフィア」が撮影済み。どの作品もヒットすることを願っていたという。

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