モックン受賞で五輪選手の気持ちに同感

[ 2008年9月4日 06:00 ]

映画「おくりびと」のイメージソングを歌うAIと本木雅弘

 主演映画「おくりびと」(監督滝田洋二郎)が第32回モントリオール国際映画祭でグランプリを受賞した俳優の本木雅弘(42)が3日、都内で喜びの会見を行った。

 成田空港を経て会場に到着したばかりのトロフィーを前に「北京五輪で多くのメダリストが“支えてくれたスタッフと喜びを分かち合いたい”とコメントしていましたが、まさにその感覚」と、受賞はスタッフとともに勝ち取ったことを強調。前夜、滝田監督とも親交がある義父の内田裕也(68)からファクスで「本木おめでとう。オレはトロント(国際映画祭)を狙う」の祝電が入ったことも明かした。
 作品は葬儀前に遺体を棺に納める「納棺師」の物語。「命の尊さは全世界共通。その空気感が伝わったのでしょう」と受賞理由を分析した。
 また今作企画のひとりで昨年11月に死去した所属事務所の前社長、小口健二氏の名前を挙げ「きょう墓前に喜びの報告ができて本当によかった」。この日は当初から都内で試写会が予定されており、本木はサプライズゲストとして登場。観客から祝福の拍手を浴びた。13日公開。

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2008年9月4日のニュース