ベネチア映画祭開幕 日本からポニョなど3作品

[ 2008年8月27日 16:50 ]

 世界三大映画祭の一つ、第65回ベネチア国際映画祭が27日、イタリアのベネチアで開幕、審査員の記者会見など一連の公式行事が始まる。

 最高賞「金獅子賞」を争うコンペティション部門に北野武監督「アキレスと亀」、宮崎駿監督「崖の上のポニョ」、押井守監督「スカイ・クロラ」を含む計21本が出品。日本作品が3本選ばれるのは異例で、注目が集まっている。
 北野監督は1997年に「HANA―BI」で金獅子賞を受賞するなど今回出品する顔触れの中で別格の存在。宮崎監督は2005年、多くの優れた作品を生んだ映画人に贈られる「栄誉金獅子賞」を受けており、押井監督のアニメも世界的に評価が高い。
 同部門にはこのほか、オダギリジョーさん主演で日本、中国などの合作「PLASTIC CITY」や、江戸川乱歩の小説が原作で石橋凌さんら日本人俳優が出演するフランス映画「陰獣」も出品される。
 審査員長は、ドイツのビム・ベンダース監督。金獅子賞など主要各賞は、最終日の9月6日夜(日本時間7日未明)に開催される閉会式で正式発表の予定。(共同)

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2008年8月27日のニュース